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読書感想文 坂の上の雲

 昨年の年末にNHKドラマで知り、興味が出てきたの文庫本を買いました。司馬遼太郎作品を初めて読みました。本人は、「小説です」といってますが、読んでると小説の様でもあり、伝記の様でもあり、歴史本のようにも感じました。

 中学生の頃、光栄が作ったPC8801のゲーム「提督の決断」に出会い。その攻略本の中に記載された太平洋戦争の作戦記述を読むに付け、「なんて無茶な戦いを・・・」と思ってました。この本よむと、無茶な戦い挑んだのは太平洋戦争が初めてじゃなかったんだと感じます。

 この本の何が面白いと感じたのか?
 普通に本屋さんに出かけて、戦争物の本に出会う確率は多くないと思います。特に明治維新以降のものは、戦国時代のものに比べて極端に少ない。一種黒歴史に認定されているようです。で、日清戦争、日露戦争時代を中心にした本作に新鮮なものと感じた。

 この日本に!日清、日露、太平洋戦争がなぜ始まったか?という点について自分の意見を持っている人が何人いるだろうか?恒久平和を謳うこの国で、その点について歴史の授業で触れる機会があっただろうか?自分の場合はありませんでした。

 いや、単純に奉天開戦や日本海海戦が読んでて面白かったからです。作者の認識で変わる描写ですから、事実かどうかといった点は判断できませんが、おもしろかった?と問われれば、おもしろかったよ とお応えします。どの辺が?と問われれば、外交で駆け引きを行うイギリスとアメリカの思惑が!と応えます。

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坂の上の雲

 幼少の頃からNHKの大河ドラマが好きで観てます。今までのベスト1は文句なしで「独眼竜正宗」ですね。時々面白くないものもあります。根拠が在るわけではないですが、女性の脚本の場合、僕の性格に合わない事があります。でも「篤姫」は面白かった。

 まったく面白くなかった「天地人」が終わり、「坂の上の雲」がスタート。戦後60年~経過しましたが、明治~昭和前期、特に戦争を扱うテーマの歴史ものは、タブーとして扱われているように思います。触れることまかりならん!!といわんばかりです。実際、発表されると反対意見が噴出してます。
 僕は戦争を知りません。知識として知っているだけです。戦争の時代を生きたのは祖父や祖母です。父母は戦後の貧困時代を語ります。祖父は戦場の話は一切語りませんでした。何処の家庭でも同じではないでしょうか。みなさん現場でそれぞれの地獄を体験したのでしょう。でも語らない。つまり伝えていない。
 僕らの世代は飽食の世代です。ですが、なぜその平和を満喫できるのかという部分、歴史の流れが伝わっていない。抜け落ちています。もちろん知識としてしっていますが、実感が無い。学校教育の歴史授業は、年代と名詞のみが教えられます。実感なんて持ちようがないと思います。それらは現実感覚が欠如していると思います。ゆえに今の世の平和が持つ価値が理解できていないのではないでしょうか。

 話が随分飛びました。ドラマが面白く、原作を買って読むようになりました。ドラマ以上に面白いと感じるのですが、同時に上記の様な感想を持つようになりました。

 ある本に以下の様な文面があります。「歴史から学ぼうとしない人に未来はない」だそうです。しかるに、今の我々は、歴史から学んでいるのか?このままですと、またまた犠牲者多数の大惨事になりそうな予感がしてきました。

 なんであんなに多数に人間が死んだのか?負けたから?勝ってればすくなかった?そもそも戦争になってなければ良かった?戦争って回避できたの?・・・・といった議論は出来ないものでしょうか。タブーとして扱うだけでは歴史を伝える事にはならないとおもうのです。

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